大阪機械器具卸商協同組合主催のアイリスオーヤマさんの大連工場見学ツアーに参加しました。

100名を超える視察団で、アイリスオーヤマさんの樹脂製品工場はもとより、家電・LED製品・木工製品・ペット用品の生産工場まで見学し、最終日に大山社長のご講演を拝聴しました。

アイリスさんは、元々は東大阪の樹脂加工工場でしたが、下請けを脱却し、生活関連用品メーカーとして急成長、今では更に家電メーカーに変身されようとしています。
企業ポリシーが明確で、生活必需品は作らず、生活を豊かにする趣向品を自社で企画・製造、有名なのは中の見える透明な衣装ケースを最初に販売し、大ヒットしました。しかし、コピー品が出回ると撤退、他の新たな商品開発に注力、現在は家電メーカーを目指し多くの技術者を採用、特にLED照明では日本有数のメーカーになられております。

製造メーカーとしての多様性・革新性

中国への進出も早く1990年代には、大連を中心に多様な製造拠点網を構築。
当初は現地人10名に対し1名の日本人がいましたが、現在は500名に1名程度と現地化に成功してしています。

更に非常に高い内製化率を実現。材料の精製から付属のネジ、包装パッケージまで徹底した内製化に取り組み、分業体制・サプライチェーンの効率化とは一線を画した製造業としての自前主義・多様性・多機能性には驚かされました。活用大山社長曰く、これが儲けの源とのこと。
更に驚いたのは、非常に多くのロボットが稼働していることでした。自動化できる作業は徹底的に置き換えていかれているようで、その作業のバリエーションも多岐にわたっており、反復作業・ハンドリング・溶接・バリ取り・曲げ加工等は徹底してロボット化されていました。
ペット用食品から樹脂製品・木工製品・家電まで複合製造態として製造業コングロマリット化しておりました。

物流も革新的で、ボリュームユーザーには大連から直接コンテナで直送。最短リードタイムと物流コストの削減ができ、コンテナ詰めも自社で行い、積載率を高めながら多品種少ロットの受注も実現しています。

大山社長様の講演は、2時間にもわたりましたが、年齢を感じさせないエネルギッシュなお話で、通販のこれからや卸売業の在り方について、大変示唆に富む内容でした。